サイトアイコン serhiro.com

広い駐車場を借りる(借地)前に注意したいこと

広い駐車場を借りる場合

広い駐車場を借りたいなんてことがある。

店舗の駐車場を広くするなんて話もあると思います。

そんな時って広い駐車場を借りることが本当に最適な判断なのでしょうか?

確かに高度商業地等であれば取得価格が莫大になるので購入は難しいと思います。

でも郊外店舗なんかで借地をするとした場合に本当にその選択は合理的なのでしょうか?

経済合理性の観点から検証してみる

例えば土地価格が50万円/坪、借地の場合で月額賃料1,000/坪で300坪の土地の購入か賃借ができるとします。この場合どちらがいいのか考えてみましょう。

購入の場合は

50万円 × 300坪 = 1,500万円 

つまり1,500万円ががかかります。

他方、賃借の場合は

1,000円 × 300坪 × 12ヶ月 = 360万円

年間360万円かかります。

そうだとすると、1,500万円 ÷ 360万円 ≒ 4.17

つまり4年ちょっとで投資額を回収できることとなります。(取得する際の諸経費や固定資産税等を除外して考えています。)

どうでしょうか?そう考えると借りるのではなく購入も視野に入ってくるのではないでしょうか?

駐車場を借りる場合の注意点と購入の場合の利点

それと駐車場として土地を借りた場合は、建物の所有を目的としていないので、借地借家法の適用はありません。それは何を意味しているかというと、賃貸人である所有者が別の誰かに土地を売却した場合には、月極駐車場を借りる事ができなくなる可能性が高いということです。(もちろん借地権の登記をしていれば新たな所有者が現れたとしても月極駐車場として借りることはできます。)

購入であれば、例えば3年後に使わない様になった場合に売却すれば投資額の回収だって図れてしまうんです。

こう考えると非常に簡単なことなのですが、意外とそういった検証がされていない場合が多いような気がします。

もちろん誰でも購入できるものではないので、駐車場として借りる場合もあると思いますが、こういった検証をして合理的な選択を出来るようにすることが大切だと思います。

Follow me!

モバイルバージョンを終了