- 平成最後の地価公示の発表
- 地価公示の鑑定評価書をみる方法
- 査定書の参考とすることはできますが・・・注意点
平成最後の地価公示の発表
平成最後の地価公示が発表されました。（内部リンク：公示価格 ・基準価格・相続税路線価・固定資産税路線価とは）
大都市圏は引き続き上昇傾向にあり、地方でも横ばいや下落幅の減少等、市場動向は概ね良好のようです。
この地価公示は国土交通省の標準地・基準地システムで確認することが出来ます。
私は今回の地価公示をみて驚いたのが、鑑定評価書の内容を公開する様になったことです。
正直これはすごいと思います。
地価公示の鑑定評価書をみる方法
先ほどの国土交通省の標準地・基準地システムにある地価公示を選択します。（外部リンク：標準地・基準地検索システム）
ちなみに鑑定評価書は地価公示のみの開示であり、都道府県地価調査では公開されていません。
そして地価公示のページを開くとこの様な表示がでてきますので、詳細部分をクリックしてみましょう。
すると詳細がでますので、さらにここをクリックすると・・・
画像は掲載しませんが、鑑定評価書が出てきます。
査定書の参考とすることはできますが・・・注意点
これを見れば鑑定評価書に近い査定書を作る事が簡単に出来ます。ただここで注意したいのが鑑定評価書として作成してはならないこと。不動産鑑定士以外の者は鑑定評価書を作ると罰せられる場合があるので、あくまで計算方法等を参考として査定書を作るようにしましょう。
今まで鑑定評価書をお目にかかる機会が極端に少なかったと思いますが認知度が一気に上がりますね。
知名度が上がって不動産鑑定士の活動範囲が広がり認知度が上がれば、不動産鑑定士試験の受験者数も増えるかもしれませんね。
参考記事： 公示価格 ・基準価格・相続税路線価・固定資産税路線価とは
