良かれと思ってやっていること・・・
やっぱり誰しも人の役に立ちたいって思う気持ちがあると思う。
一人では生きていけないし、みんなで助け合って生きていかなければならない事を考えると、それはとてもいい事だと思う。
だから良かれと思って手助けをする。
この手助けってお金をとるわけでもなく、手伝う側からの奉仕で成り立っている。だから手助けをする側は相手が喜ぶものだと思ってやってしまうことが多い。
ところが立ち止まって考えて欲しいのが、この手助けってほんとにいいものなんだろうか？
相手が本当に喜んでいるのか
まずは奉仕をすると疑いもなく相手が喜ぶと思い込んでいる場合があるからそこについて考えてみたい。
確かに何かの手助けをしてもらうと嬉しいと感じることは多い。ただそれは手伝ってほしいことを手助けてもらっているからですよね。
手伝ってほしいと思ってないことをされても特に嬉しくなくて（表面上は喜ぶ）、逆に手伝って欲しくないものをされると嫌だったりしますよね。例えば片付けを手伝ってくれるとして、クローゼットの中を見られるのってちょっと気が引けますよね。
つまり手伝ってもらっている側からすると、何かを手伝ってもらったとしても嬉しい時もあればそうでない時もあるということを最初に押さえておいた方がいいと思う。
ここを押さえていないとすると、誰かを手伝ってその相手がその手伝いに微妙な反応を示した時にお互い残念な気分になる。手伝った方はせっかく手伝ったのに・・・なんて気持ちになってモヤモヤした気分になるかもしれない。
ただここでモヤモヤした気分になってしまう人は、先のとおり一度自分が手助けしてもらって嬉しくない時ってあるんじゃないかって考えてほしい。いわゆるありがた迷惑なのかな。手伝ってくれる気持ちは嬉しいけど必要ないことをされると相手は困ることだってあると思う。だから相手の反応を見て微妙な反応を示しているのであれば、すぐにやめた方がいいと思う。当たり前だけど・・・
他にも困ったことはある・・・。
サプライズのプレゼント
思いがけないタイミングで祝ってもらえるのって嬉しいですよね。
驚いた分嬉しさも込み上げてくる。その場の雰囲気も驚きとともに最高潮になりますよね。
確かに嬉しい。プレゼントも嬉しい。とっても嬉しい。
この場合のプレゼントが好きなものであれば最高に嬉しいと思う。
ただあまり嬉しくないプレゼントの場合だってある。サプライズでリサーチ不足だったりするのかな。その場は盛り上がるけど、最後に残ったプレゼントが残念な感じだと何だかなぁ・・。って気分になりますよね。サプライズをした側はそれで満足だけど、最後に欲しくないものが残ってしまうのは微妙だったりする。
やっぱり相手を喜ばせようとこっそり買ったプレゼントが相手にとって必要じゃないなんてことはあると思う。ほとんどの人がその場の空気を読んで嬉しいって喜ぶけど、やっぱり必要ないプレゼントをもらうより欲しいものをもらった方がいい。仮に趣味が全く合わない洋服をもらったとしたら、その服は着ないと思う。これってプレゼントをあげた方ももらう方もお互いにとって残念な結果になる。もちろんお互いの気持ちはわからず幸せな気分で時は過ぎると思うけど。
なのでプレゼントでも一方的な気持ちであげると不幸な気持ちになってしまうこともある。
プレゼントする側しか経済的な負担がなくても相手が喜ぶとは限らない。
仕事でもある
仕事でも残念な人って少なからずいて、驚くことがある。
やっぱり人は誰かの役に立ちたい。
だから自分の得意なスキルがあればそれを提供したり、逆に提供してもらったりもする。これも必要な時に提供してくれる分には仕事が捗るし嬉しい。
ところが必要ない時にぐいぐい押してくる人がいる。
違う・・違うんだ・・・ここでそのスキルは必要ないんだ・・・って心で思ってても相手はこれを喜ぶと思って何の疑いもなく提供してくる。もうこれは悲劇でしかない。
例えば何の本を読んだか分からないが、『てにをは』や句読点をやたらと指摘してきたしよう。この場合指摘された側からすると・・・それはどっちでもいいんだ。文脈が違って取れるようなものであれば修正する必要はあるかもしれないけど、大したことない部分は人の感覚によっても違うし修正する必要ないんだ。そこは必要ないんだ・・・。
と思ったところで相手はそれを良かれと思ってぐいぐい指摘してくる。
これは文章を使ったものに限らずお互いが重要視する仕事の本質的な部分がずれてしまった時に起こってしまう悲劇だと思う。
どうしたらこういったことがなくなるんだろう？
自分だけの負担でやったとしても相手に迷惑がかかる場合はある
冒頭に記載した通り、人は一人では生きていけない。だから助け合いながら生きていく必要がある。
そして自分の負担で相手に何かをしてあげたいっていう気持ちはいいことだし、素敵なことだと思う。
ただたとえ自分の負担で誰かに何か（手伝いやプレゼント、スキルなど）を提供したとしても、相手からするとあまり良く感じないことも少なからずある。それだけは考えていた方がいいと思う。
まとめ
誰だってやって欲しいこととやって欲しくないことがあって、特に相手が喜んでくれると疑いのないまま何かを提供すると、それがミスマッチになって残念な結果になることがある。
ボランティア精神で良かれと思ってやっていることでも、一度立ち止まって今の相手にとって本当に必要なものなのか考えたり、聞いてみるのもいいと思う。
